インドカレー作りは思っていたよりも難しいことが判明しました。

インドカレーって,すごく美味しいですよね。
私はすごく好きで,インドカレー屋さんに頻繁に行きます。

日本のカレーも好きですがインドカレーとは別物ですよね。

あまりにインドカレーが好きすぎて,自分でインドカレー屋さんをいつか開きたいと思いました。

そこでインドカレーを作ることにしました。

インドカレー作り

インドカレーを作るための準備

まずは本屋に行ってインドカレーの作り方の本を何冊か見てみました。

うーん,なんだかよくわかりません。

難しい・・手に取った本がたまたまわかりづらい本だったのかもしれません。

香辛料が十数種類・・本格的すぎる。

「この聞いたことも見たこともない香辛料はどこで売ってるんだ・・・」

インドカレー屋を開きたいと思ったわりには早々に心が折れかけました。

なんとか意欲を回復すると,今度はインドカレーの作り方をYouTubeで検索してみました。
いくつかの動画があっさり見つかりました。

なんだか,数種類の香辛料と玉ねぎがあればなんとかなりそうです。

さっそくAmazonで,香辛料セットを注文しました。
なんでもあるなAmazon。

セットに入っている香辛料は以下の通りです。

・カルダモン
・クミンシード
・ターメリック
・カイエンペッパー
・コリアンダー
・ガラムマサラ
・ローリエ
・クローブ
・シナモン

なんとなく戦士達の名前みたいではないですか?
勇者カルダモン!みたいな。

数日後,香辛料が届くとさっそくインドカレーを作り始めました。

作り方はけっこういい加減です。
レシピ通りに作るよりも,まずは失敗してもいいから自分の感性を頼りに作ってみることにしました。
*言い換えると,レシピ通りに作るのがめんどくさいということです。

細かい手順を無視し香辛料の量も適当に入れてみました。

飴色にならない玉ねぎ

動画では玉ねぎを飴色(茶色)になるまで炒めるのがポイントだと言っていたのを思い出しました。
玉ねぎをミキサーで細かくした後,フライパンで炒めました。

油をたくさんひいた後に玉ねぎを入れたからなのか,いつまでたっても飴色になりません。

一玉使った玉ねぎは,いつのまにか親指くらいの体積までしぼんでしまいました。
こんなに縮んでも飴色になっていません。

思い通りにいかない玉ねぎや世の中への愚痴をぶつくさつぶやきました。

気を取り直し,トマトホール缶を鍋に移し煮込み始めました。
そこへいよいよ香辛料達をガンガン入れていきました。

うーん,なんだか鍋に顔を近づけると「ツーン」と刺激的な匂いがします。

鍋もぐつぐつと異様な色とにおいと音を放っています。
よく絵本で悪い魔女が魔法の薬を作っている場面にでてくるような絵面です。

はい!出来上がり!

実食

さっそくいただきました。

「かっら!辛いよこれ!」

すさまじい辛さです。
香辛料って,もしかしてちょっぴりでよかったのかな。
大さじでガシガシ放り込んでいたら,この辛さ。
正直食べられるレベルではありません。

テレビで芸能人が辛いものを食べている様子を笑ってみていましたが,自分事となると一切笑えません。

大失敗でした。

言い忘れていましたが,作ったカレーの量は10人前くらいあります。

このまま捨てるのは悔しいので,半泣きになりながらいくらか食べたら,具合が悪くなりました。

ナンはふくらんだか?

実は同時に「ナン」も手作りしていました。

こちらはクックパッドにあったレシピを忠実に守って作ってみました。

「全然ふくらまん。」

こちらも大失敗。

「硬! 靴底を噛んでいるかのよう。(噛んだことないけど。)」

私の個人的な解釈ですが,「ナン」という名前の語源は「難」という字にあります。

将来インドカレー屋を開きたいと思っていたのですが,あっさり断念しました。
神は私にインドカレーを作る才能を与えませんでした。(他の才能もですが)

今ここに一人の男の夢がはかなげに消えていきました。

カレーを作ったあと,使った食器類のカレー染みがなっかなか取れません。
鍋も食器も,キッチンのいたるところが,黄色く染まりました。

これ,カレー屋はどうやって染みを落としているのでしょうか。
余計なお世話ですが本気で心配になりました。

インドという神秘の国の奥深さを思い知らされた一日となりました。

*余った香辛料(戦士達)が,キッチンの戸棚の中でひっそりと眠っています。

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