世の中の足を引っ張っているクレーマーを分析し10タイプに分けてみた

世の中が個人のクレームによって振り回される時代になりました。

巨悪にたった一人でも立ち向かう話はよく映画などでありますよね。

社会を,たった一人が自分勝手なクレームで振り回すなんていう話は映画にはなりませんね。
見たくないですもん。

クレームを言う人の心理構造は一体どうなっているのでしょうか。

悪質クレーマー10タイプ

クレーマーを分析し,10のタイプをあぶりだしてみました。

わからないことがあると激怒する人

世の中にはわかりにくいものがたくさんあります。
PCの操作方法や,家電の説明書,役所に出す申請書類などなど。
わからないといらいらするのは理解できるのですが,激怒して,危険な行動や発言をする人がいます。わからなければ調べたり,穏やかに質問すればよいのですが。
知性や理性に欠けるタイプであり,幼児性のある人です。

小さな問題を国家の一大事のごとく考える人

まわりの人を混乱させるタイプの人です。
血相変えて大きな声でまくしたてるようにクレームを言うので大事件がおきたのかと焦らされますが,よくよく聞いてみるとたわいもないことだった・・・
物事の本質,何が大事なのかを理解しない人です。
こうした人は枝葉末節にとらわれてしまうのです。

人の落ち度を見つけると過剰に責め立てる人

相手のミスを見つけると鬼の首を取ったかのように責め立てる人です。
相手はミスをしているため言い返しにくいのをわかって責めるのです。
底意地が悪く,支配欲の強いタイプです。
他人を常に批判的な目で見ています。
ミスをした人がいれば穏やかに注意をすればよいことです。
過剰に責め立てる行為は,それ自体が大きなミスです。

精神的に不安定な人

この手の人はクレーム対象を内容では選びません。
弱い人や,優しい人,相手にしてくれそうな人をターゲットにする傾向がみられます。
心が不安定で,いらいらや不安を外部にぶつけることにより安定を図っています。
(心が不安定でも,他人へ八つ当たりするのは一部の人です。)
こういう人への対応は十分気を付ける必要があります。
まともな議論が全くできない場合が多いからです。
中途半端に相手の要望に応えると,依存的になったり,要求をエスカレートしてきます。

誰でも不安定になることはあります。
自分が不安定になりそうだということに気づけば,病になる前に,またはなった後に何らかの方法で対処しなければなりません。
自分の行動が人を傷つけているのに気づかないところまでくれば,それは立派な心の病気です。

立場や権利を過剰に行使したがる人

(例)客ならば神様のように扱われなければならないと勘違いして,店員に対していばりちらしたり,無理難題を要求したりするような人です。

私が出会った中でこの手のタイプの人は,ふだん仕事や人間関係でつまづきがちであったり人から見下されたりしていることが多いような人である気がします。
立場を利用していばろうとするのはそうしたことへの反動ではないかと思われます。

同調圧力をかけたがる人

「私は〇〇だった。」「昔は〇〇だった。」だから,「あなたも〇〇しなさい!」といったクレームを言いたがる人です。
「団結」とか「協調性」を強調したがる人にこの手のタイプは多くいます。
おせっかいで支配的,人権意識の薄いタイプの人です。

人を困らせることが快感だという人

クレームを言うことで人に苦痛を与えて喜ぶタイプの人です。
人として最も軽蔑すべきタイプの人です。
この手のタイプの人は一生かけてどれだけの人たちに迷惑をかけ続けるのでしょうか。
最低な人間です。

交渉を有利に進めるための技として利用する人

クレームを言えば他の人より優先されることがあるのを知っていて悪用する人です。
いわゆるゴネ得というやつです。
自分さえよければ他人はどうなっても構わないという姿勢の人です。
面倒ですが,こういう人とは戦いましょう。

相手の立場でものを考えることができない人

想像力や思いやりに欠ける人です。
例えば,政治家や経営者,団体の運営者,チームのリーダーなど,人の上に立つ人に,不満ばかりを言う人がこれにあてはまります。
こうした人は,なんでもしてもらう側だと思っているお客様気分の人ですね。

集団をリードする立場になると多数の人の利益や都合を考えなければなりません。
そうなると誰か一人のわがままを通したり,全員の言い分を平等に採用したりすることはできません。そうした事情を想像できず,自分の都合ばかり考え文句ばかり言う恥ずかしい人です。

かまってちゃん

自分の話ばかりするなど甘えることばかり考えている人です。
そのため周囲の人からは相手にされていません。
そんな人が最後にたどりつくのがクレーマーというポジションです。
クレームを言えば,誰かが必死になって相手をしてくれるからです。

まとめ

クレーマーを10タイプに分けて洗い出してみました。

実際はこの10タイプが混ざり合ったハイブリッドタイプもいます。

また,どのタイプのクレーマーにおいても,さらに「攻撃的な性格」という要素が加わると,「モンスタークレーマー」へと進化します。

「モンスタークレーマー」は一人の手には負えません。
必ず複数人で対応しましょう。
場合によっては弁護士や警察と連携して対処しなければなりません。

モンスタークレーマーを生まないような社会の体制が望ましいのですが,それはなかなか難しい問題です。

現状では,生まれてしまったモンスタークレーマーへの対処方を練るしかありません。

モンスタークレーマーを取り締まりやすくするための法改正を願うとともに,みなさんがなるべく「モンスタークレーマー」に出会わないことを祈っています。

4+
タイトルとURLをコピーしました