新しい環境で生き抜くのに必要なのは質問力!

学校や職場,住んでいる場所が変わるときがあります。
人生の中でがらっと環境が変わることは,そう多くはありません。
しかし,少なくとも10回くらいはあるのではないでしょうか。
多い場合は数十回も生活環境を変える人がいるかもしれません。

環境の変化は大きなストレスを生じます。
全ての生物において環境の変化の多くは脅威となります。

そこで,新しい環境で生き抜くために必要な力を具体的に提案します。

新たな環境に適応するために最も必要な力

新たな環境に適応するために最も必要な力はずばり「質問力」です。
環境が変われば自ずとわからないことに多く直面します。

「探し物はどこにあるのか」「この局面ではどうすればよいのか」「誰に聞けばいいのか」「何をどうすればよいのか」,疑問でいっぱいです。

新しい環境を一早く自分の居場所とするためには山積みとなっている疑問点を解消せねばなりません。
そこで必要になるのが「質問をする力」です。

質問力は生きていくうえで,自分を成長させる最強の武器となります。

最強の質問マスターになるための方法を紹介します。

質問力をレベルアップさせる8つのポイント

質問力

恥ずかしがらず,躊躇せず聞く

慣れていない人にとって質問をすることは勇気のいる行為です。
自分が無知であることを晒しながらお願い事をするのですから。

しかし恥ずかしがる必要はありません。
というか恥ずかしがっている場合ではありません。

知らないことは,悪いことではありません。自分に言い聞かせてください。

躊躇せずに質問しましょう。

あなたが質問をしようとしている相手も,その昔は誰かに質問をしながら成長してきたはずです。あなたも新たな環境に慣れたら,新人に対して親切に質問に答えてあげればよいのです。

質問をされると嫌そうな顔をする人がいます。

気にせず食い下がりましょう。

もちろん,快く質問に答えてくれる人が他にいるならその人に聞けばよいのですが。必要があれば嫌な顔をされても,理解できるまで平然と質問しましょう。ここでひるんで質問できないと,後々大変な失敗をするかもしれません。
または,あなたの成長が止まってしまいます。

すぐに質問する

すぐに質問をしないと,何がわからなかったのかを忘れてしまいます。
知りたい!と初めに感じたタイミングこそ脳が記憶しやすい瞬間です。
タイミングを逃さず,疑問が湧いた瞬間に質問しましょう。

疑問点を明確にして質問する

「どこ」の「何」が「どう」わからないのかを明確にして質問してください。
あいまいな質問の仕方は,相手に対して失礼です。
答える方も,何を答えていいのかわかりません。

納得いくまで質問を続ける

相手があなたの質問にいつも上手に答えられるわけではありません。
相手の説明がわからなければ,きちんとわからなかった点に対し,さらに質問しなければなりません。せっかく,質問をしたのに,よくわからなかったのでは,双方にとって貴重な時間を無駄遣いしたことになります。
講義ではないのですから,だまって説明を聞くのではなく,会話をしながら確実に疑問を解消しましょう。

自分で簡単に調べられる内容は質問しない

何でもかんでも人に聞く人がいます。自分で簡単に調べられることは自力で解決しましょう。グーグル先生と普段から仲良くしましょう。

メモをする

質問に答えてもらう瞬間は貴重な時間です。
きちんとメモをしながら聞き,教えてもらったことを正確に記録しましょう。
記憶力に自信がある人も,年齢を重ねると徐々に衰えていきます。
メモを取りながら聞く習慣をつけると,後々まで役に立ちます。
メモを片手に質問をされると,たいがいの人はきちんと説明をしてくれます。

礼を忘れない

教えてもらうということはとてもありがたいことです。
相手に時間と労力を割いてもらっているのです。
「ありがとうございました」と礼を尽くしましょう。
お礼をすることで次回からも質問がしやすくなります。

質問されたときは,やっていることを止めて誠実に質問に答える

逆に質問されることがあったら,きちんと質問に答える姿勢をみせましょう。

「ところで,あなたは周りの人からよく質問される人ですか?」

もしほとんど質問をされないという場合,考えられる原因は「あなたがまだ頼りにならない存在である」か,「あなたが質問しづらい態度をとっている」かのどちらかです。どちらにしても問題があります。

始終しかめっ面でせかせかしているようでは避けられてしまいます。
質問されたら最低限やっていることを止め相手の顔を見て対応しましょう。

まとめ

環境が変わるときは,誰もが緊張します。
私自身も,以前は環境が変わるたびに人見知りっぷりを発揮し,がちがちになっていました。(今でももちろんかなり緊張します。)
しかし,質問力を身に着けることによって,大きな環境の変化が前よりも怖くなくなりました。

子どものうちは,声をかけてくれる優しい子が必ずいて,時間が経つと知らないうちに環境に馴染めることが多くあります。

しかし,大人になり,社会に出ると自分から環境に馴染む努力が求められます。

そこで「質問する力」は必ずやあなたにとって最強の武器となるはずです。
質問力は新しい環境だけではなく,普段の生活や仕事にも大活躍します。
ぜひ人類最大の発明である言葉の力を生かし,堂々と「質問」してください。

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