定年退職したおじさんは犬を飼いだす人が多いですよね。
それはなぜなのでしょうか。
このどうでもいい問題にを真剣に考えてみたいと思います。
なぜおじさんは犬を飼いたがるのか
定年退職をしたおじさんは家の中で厄介者扱い?
きみまろの漫談に中に,「(おじさんにとって)家で暖かいのは便座だけ」という物悲しいけど笑えるフレーズがあります。
今まで家族を支えるために一生懸命働いてきたのに,いざ退職し家でのんびりしようものなら邪魔者扱い。
ニュースを見てちょっと政治の話をふろうものなら,うんざりされてしまいます。
会社ではえらい地位まで上り詰め部下に指示を出していた方も,家の中ではそうはいきません。
当たり前です。
家族は部下ではないのですから。
環境が変わったのですからそれに合わせ自分も変わらなければなりません。
生命の進化の理屈と同じですね。
環境の変化に適応できない生物は絶滅していきます。
そんなさびしい立場のおじさんを救うのが「犬」です。
犬はTOTOの最新の便座よりも心地よい温かさでおじさんの心を癒してくれます。
犬は人にとってすばらしいパートナー
おじさんはもちろん,人間から愛される犬。
犬の長所を挙げてみましょう。
犬は人間の気持ちを敏感に感じ取ることができる
犬を飼ったことのない人には,うそのように感じられるかもしれません。
もしくは願望を言っているのでは?思い込みでは?などと思われるでしょう。
しかし,犬が人間の気持ちを察知できるのは本当なのです。
私は幼いころから18年も犬を飼っていました。
犬は人の感情をその表情と声から見分けることができます。
(人間の汗の臭いからも精神状況を読み取れるとの説もあります。)
私が元気なときは,それを理解し遊んでもらいたがります。
悲しいときには優しく接し慰めてくれます。
具合が悪いときには心配そうな表情で舐めてきます。
怒っているときは怖がりおびえます。
これらは犬を飼っている人ならだれもが知っていることです。
つらいとき悲しい時には何度となく犬に助けられながら育ちました。
犬が亡くなって十数年が経ちますが,今でもしばしば夢の中に登場します。
それくらい犬と過ごした日々はかけがえのないものなのです。
厄介者扱いされてしまったおじさんだけでなく,犬は家族のみなを癒してくれるすばらしい存在です。
犬には遊び心がある
犬の子ども同士でじゃれあっている姿を見ると,甘噛みをしたり取っ組み合ったりして楽しそうに遊んでいますよね。
これはかなり知的に高度な行動ではないでしょうか。
私が飼っていた犬もなんとか私を遊びに付き合わせようとあの手この手を使ってきました。
近づいてきて軽く噛んで逃げるとか,私が追いかけると草むらに姿を隠してみたり,そこからわざと体の一部を見え隠れしてみたり。
犬は遊んでいて楽しいと人間同様に豊かな表情で笑います。
私はウサギや亀,ニワトリ,猫も飼っていましたが,はっきりとした笑顔を見せたのは犬だけでした。(いつか亀も笑わせてみたいと思っています。)
犬と遊んでいるといつのまにか寂しい気持ちは消えているでしょう。
犬は訓練次第で超人的な(人じゃないけど)力を発揮する
①低血糖アラート犬
嗅覚を生かして,糖尿病患者の呼気から低血糖状態になっていることを検知することができる。
②盲導犬
目の不自由な方と一緒に暮らし,生活を支える。
③麻薬探知犬
全国の税関で,荷物や郵便物の中に麻薬がないかをチェックしています。
④がん探知犬
肺がん,乳がん,子宮がん,大腸がんなどを尿の臭いからかぎ分ける。
犬には多くの長所があり,その長所が人間にとって助けになっていることがわかりました。
犬は1万年以上前から人類とともに歩んできたパートナーです。
他の動物よりも人間の感情を読み取る能力が高いのは,おそらくパートナーとしての歴史が長いというのも関係しているのではないでしょうか。
まとめ
さまざまな能力を持っている犬ですがおじさん(に限らず人間全般)にとってありがたいのが,気持ちを理解してくれ癒してくれるところでしょう。
そのうえ会社にいたどの部下よりも従順で素直です。
犬を飼うことは,誰にとっても心の安定にすばらしい効果を発揮します。
効果というより,大切なパートナーとして情を交わすことができます。
犬からの優しさを受け取り,その優しさを周りの人に与えていければあなたのまわりの人はより幸せになることができるのではないでしょうか。
ぜひ,一度犬を飼うことをご検討ください。
個人的には柴犬をお勧めします。
めっちゃかわいいですよ。