会話能力向上テクニックの応用編!

会話のレベルをアップする方法はいくつかあります。
今回は前回の基本テクニックに続いて,応用テクニックを紹介します。

会話能力向上の上級テクニック 「つっこみ」

このテクニックは,さほど才能に左右されることなく,努力次第で誰もが身に着けることができるのでおすすめですよ。

「つっこみ」はお笑いのひとがすることでしょ?
「つっこみ」は関西の人がすることでしょ?
「つっこみ」は失礼なことを言うことでしょ?

これらの固定観念は全て,間違って・・・・・はいないが,正しくもありません。

「つっこみ」は誰にもできるし,世界中の会話の中に存在します。
「つっこみ」は,下手な人がすると単に失礼に聞こえてしまうこともありますが,上手に言うと,あら不思議!失礼な内容でも相手を笑わせ,関係を深めることができます。そして,つっこみを入れた後は,言いにくいことでも言い合える間柄に発展することもよくあることです。

それでは,「つっこみ」を人生において一度もしたことがないという人のためにもていねいに講義をしていきます。

【入門編】 ツッコミ技術習得の第一歩

まずは,相手の発言に対し「えー!」「なにそれ!」「ほんとに?」「うそでしょ!」
と言ってみましょう。
「うんうん」「へー」「そうなんだ」といった同調をするだけよりも,会話にアクセントがつき,より盛り上げることができます。

【基本編】 つっこみのタイミングとテンション

相手の発言が間違ったとき,自分の考えと違ったとき,こんなときは会話が滞ってしまいそう。
しかし「つっこみ」をいれるだけで,この状況を逆転し,会話を盛り上げることができるのです。

つっこむ際のポイントは

①明るく
②おおげさな声で もしくは おおげさな表情で
③ためらうことなく
④ときには静かに
例)「いや,ないないない!」「いや,そんな人いないでしょ!」
「いや,間違いすぎでしょ!」「自由すぎるだろ!」「変人か!」
「価値観がかすりもしないわ!」

【上級編】 例えつっこみ

基本のつっこみの次は「例えつっこみ」という技術を習得しましょう。
「例えつっこみ」とは文字通り相手の発言,行動,考えを何かに例えてつっこむ手法です。

例)誰かの服を見て
「カーテンの模様か!」「おかんのおさがりか!」「ちゃんちゃんこか!」
例)誰かの髪形を見て
「鳥の巣か!」「ぶさいくなキムタクか!(ロン毛の人にね)」「スネ夫か!」

「例えつっこみ」が上手になると,会話が確実に盛り上がります。
お笑い芸人やつっこみ上級者はこの「例えつっこみ」を多用しています。

【応用編】 のりつっこみ

つっこみ技術の最後に紹介するのは「のりつっこみ」です。
「のりつっこみ」とは相手のボケや間違いにのっかり話を進めた後につっこみを入れることです。
のりつっこみが使えるようになると,場の雰囲気を一変させることもできます。

≪設定≫職場で先輩が陰口を言っている。そして同調することが求められている場面

(先輩)「太郎って,ブサメンのくせにレイ子のことねらってるらしいよ」

①「まじっすか!ブサメンは絶滅してしまえ!って,おいー!!いいでしょ!ブサメンが恋したって。」
②「まじっすか!わかりました。私から太郎に厳重注意しておきます。ってかわいそうだろ!」
③「先輩!今,全世界のブサメンを敵に回しましたよ。って,太郎ブサメンじゃないし!」

どうですか。3つのノリつっこみを例として書きました。
つっこまずに先輩の陰口に同調するのもよいのですが,一度同調すると,ちょくちょくよからぬことへの賛成意見を求めてくる可能性があります。ここは,つっこみの技術を使い,明るい雰囲気,もしくは笑い話にして相手の話を流してしまいましょう。

まとめ

いかがだったでしょうか。私が以前にお笑いをしていた経験なども活かしながら会話能力向上テクニックについて紹介しました。
つっこみは一見積極的?攻撃的?にみられがちです。
しかし,実はつっこみは相手の話をよく聞かなければできないテクニックです。
独りよがりで,相手の反応や気持ちを理解できない人にはできません。
そうした人のつっこみは,ただの嫌味や暴言となってしまいます。

つっこみは以下のような使い方をするとうまくいきません。

・関係性ができていない人に強くつっこむ
⇒つっこみを入れると単に失礼な人だと思われる可能性があります。
・つっこみを入れすぎる ⇒あきられてしまいます。
・真剣に語っているときにつっこむ ⇒うっとおしいと思われます。

会話能力を向上させる強力な武器である「つっこみ」ぜひとも身につけてください。
そのためには,失敗してもいいから実際の会話の中でどんどん使ってみてくださいね!

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