どんな人なのか,人の本性を見抜くためのチェックポイント10点

どのような人と関りをもつかは非常に大切です。
関りをもった人はあなたの人生に何らかの影響を与えます。
良い影響もあれば,悪影響を及ぼす人もいます。

「どんな人であるのかを見抜く力」はとても大切なことです。
関わった人から裏切られたり,だまされたり,始終ストレスを受けたりすることは人生にとって大きな損失です。
人をよく見て,付き合う価値のある人と親交を育みましょう。

どんな人かを見抜くためのチェックポイント10点

服装

まず目に入るのが服装です。
*仕事上で出会う人は,正装をしているのでチェックしづらくなります。
「どんな服装をしているのか」
服装は多くの情報を与えてくれます。
なぜならそこには本人の意思決定がいくつも含まれているからです。

服を着るまでの過程をみてみましょう。

1.ショップを選ぶ
2.自分の好みの服を選択し購入する
3.コーディネートを決める

ご覧のように服を着るまでに人は自らの意思により多くの選択をしているのです。

服装のタイプを次のように分類してみます。

・シンプル
・派手
・高額なもの
・流行を多く取り入れている
・こだわりがない
・こどもっぽい
・威圧的

どのタイプも極端な場合には性格にも極端な部分があるとみてよいでしょう。

例えば流行をばっちり取り入れていたり,派手な服,高額な服を身に着けたりするタイプ。
これらのタイプはおしゃれを積極的に楽しみたいという思いとともに,まわりの人よりイケている自分を見せつけたいという思いももっています。
高額な服を選ぶなら,お金を持っていることをアピールしていますし,流行の服は人よりおしゃれなことをアピールしています。
程度にもよりますが,見栄が強く人より上に立ちたいという気持ちが隠れています。

逆に,服に全く無頓着で何のこだわりもないタイプはどうでしょう。
他人に合わせないマイペースな人だと考えられます。
他人や世間の流行に関心が薄いために合わせる意識がないタイプもいれば,プライドやこだわりが強いために合わせる意識をもたないタイプもいます。

服装は人により千差万別。
何かしらその人の個性を表しています。

顔を見てみることで多くの情報を得ることができます。
おそらくチェックする内容全体の35%くらいの情報は顔から得ています。

顔の情報を「顔のタイプ」「表情」「視線」に分けてみてみます。

顔のタイプ

生まれ持った顔は人それぞれです。
柔和な雰囲気の顔,尖った顔,線の細い神経質そうな顔,頑強で威圧的な顔。
おおむね顔の型は性格を表すことが多いようです。

当然ですが考え方や価値観はわかりません。
おおまかな性格や,穏やかさ,攻撃性など情緒面についてある程度把握することが可能です。
もちろん顔に似つかわしくない性格の人もいます。

表情

顔のタイプ以上に多くの情報をもたらしてくれるのが表情です。
体調や精神安定度なども表情から読み取ることができます。

表情が乏しい人がいます。
こういう人は,感情を内に秘めているか,そもそも感情をあまり読み取ったり表現したりするのが苦手なタイプが多いようです。

表情が非常に豊かなタイプがいます。
こういう人は,喜怒哀楽が豊かで思いを素直に表現するタイプか,表情を上手に作ることで相手の感情をコントロールしようというタイプが多いようです。

表情が豊かなのは同じですが,前者と後者とではタイプが違いますね。
表情を作っているタイプは,焦りや緊張を表現するのが苦手であったり,表情の変化がスムーズすぎるところがあったりするので,素直に表現するタイプと見分けることが可能です。

表情が張り詰めていたり,よどんでいたり,反応が遅れたりする人がいます。
この手の人は,精神的に病や悩みを抱えている人かもしれません。
口元に力が入っていたり,笑顔でも目が笑っていなかったりする様子も見られます。

視線

視線をあまり合わせない人がいます。
これは,あなたに興味を抱いているため目が合わせられない場合や,人見知りなタイプ,もしくは気の強いタイプである可能性が高いでしょう。
バラバラでよくわかりませんね。
視線だけでなく,話すときの態度や内容も見ることでどのタイプか見分けることができます。
ただし,どのタイプにしろ,話している最中に目が合わないというのはどこかしら問題があるのは間違いないことです。

視線を強く合わせてくる人がいます。
このタイプは,相手の気持ちをあまり気にしない一方的なタイプの可能性があります。
相手を威圧しようという攻撃的なタイプか人の気持ちが読めないタイプのどちらかでしょう。
もしくはあなたに興味があることや話をよく聞いていることをアピールする目的の場合もあります。

話し方

「スピード」と「声の大きさ」についてみてみます。

話すスピード

話すスピードの速すぎる人・遅すぎる人は,他人のことを考えない一方的な人です。
自分の都合を常に優先させようとします。

そのほかにも,自信がないタイプの場合もあります。
長く話すと相手があきてしまうと考えてしまうために早口になってしまったり,自分の発言で相手が嫌な思いをしないかを確かめながら話すのでゆっくりした口調になったりする場合があります。

声の大きさ

声の小さな人は,相手が聞きとりやすいかどうかを気にしていません。
相手のことを気にしない一方的な人です。
また,緊張しやすい人や自信のない人も声が小さくなる傾向がみられます。

声の大きな人は自己顕示欲が強いタイプです。
声の大きさで相手を威圧し意見を押し通そうとする人もいます。

圧力の有無

圧力を感じさせる人っていますよね。
声の大きさ,表情,服装,話す内容,圧力の出どころはいろいろあります。

圧力をかけてくる人は攻撃的なタイプです。

自信がなくて不安から生じる攻撃性と,支配欲から生じる攻撃性があります。

まれに圧力のあるタイプが好きな人がいます。
ガラの悪い男を好きになる女性などです。
好き嫌いは個人の自由ですが,圧力をかけてくるタイプの人間とはできれば付き合わない方がよいでしょう。
こうしたタイプの人間とは対等な関係は築けません。

質問への答え方

いよいよ積極的なリサーチの開始です。
質問することで,相手がどんな人間なのか的を絞って知ることができます。
気になる点を聞いてみましょう。

私は,次のような質問をよくします。

・兄弟はいる?
・今までどんな人と付き合った?
・どんなスポーツをしていた?
・小学生のころどんな性格だった?

相手は質問に対して回答をします。
回答自体の内容も人を判断する材料になりますが,読み取れるのはそれだけではありません。
回答をする際の話のわかりやすさや長さ,使う語彙,話の盛り方などからも多くの情報を得ることができます。

ユーモアへの理解度

相手がユーモアをもっているか,ユーモアに対してどんな価値観をもっているのかを知るのは大切なことです。
大きく分類すると以下のようになるでしょう。

・ユーモアを強く理解し使うことができる
・ユーモアのある発言はしないが理解することはできる
・ユーモアへの理解度が低い
・ユーモアを理解せずに怒ってしまう

相手が上記のどれにあたるタイプなのかを知るためには,会話の中であなたがボケたり,相手の話にツッコミを入れたりしながら試すしかありません。

相手のユーモア理解度によって自分の話せる内容も変わってきます。

個人的には,ユーモアのわかる人の方が話しやすいですが,ユーモア以外の部分で話がしっかりできるのならば,特にユーモアのあるなしは気にしません。

愚痴への反応

愚痴を言うと,穏やかに聞いてくれたり,自分の愚痴をかぶせてきたり,興味を示さなかったり,人によっていろいろな反応が見られます。

このチェックポイントは意外と重要です。

愚痴ってネガティブな意見表明をしているわけです。
いわば自分の心の底をのぞかせている重要な場面。
こういうとき,相手があなたの気持ちを全く理解しようとしないなど,「あれれ?」という反応がみられた場合は長く付き合う相手ではない可能性が高いでしょう。

人のせいにするかどうか

これはある程度の期間付き合わなければわからないことです。
人類を2種類に分けるとすると,「自分で責任を取れる人」か,「人のせいにする人」になります。*当然ですが・・・

自分のしでかしたことを人のせいにする人は少なくありません。
こういう人と付き合うのは時間の無駄であり,多くのリスクを抱えることになります。
どちらのタイプの人かを見抜くためには証拠が必要となります。
実際の言動や出来事から,どっちのタイプかを見極めましょう。

友達にどんな人がいるか

類は友を呼ぶというように,どこかしら似た者同士が友達になることが多くあります。
相手の友達のタイプを見れば,なんとなく相手自身のタイプもより明らかになってくるでしょう。

他人への態度

人を見抜くポイントの締めくくりとして,相手が他人に見せる態度と言う点を挙げました。

相手があなたに見せる態度はある一面にすぎません。

例えば,相手が社会的地位のある人に対し,あなたに比べて段違いに尊重する態度を見せたり,もしくは弱い立場の人間に高圧的な態度で接したりしていたらどうですか?
それまで相手に抱いていた印象は一変するはずです。
人によって態度を大きく変えたり,上には良い顔,下には悪い顔を見せたりする人にはろくな人がいません。

これは極端な例としても,相手が自分以外の人に見せる顔からは相手の多くの面を理解することができます。

中には「自分にさえ優しくしてくれればいい。」もっと言えば,「他人に優しくするのはやめて。」という人がいます。
恋愛が絡むとわからないこともないのですが,こういう人は非常に自分勝手な人ですね。

まとめ

どんな人かを判断するためのポイント10点についてみてきました。
この10点は私が普段人を見抜くために用いているポイントです。

人それぞれにいろいろなチェック方法があるでしょうが,大事な点はどんな人かを見抜く方法を具体的にもつべきであるという点です。

本当に世の中にはいろいろな人がいます。
いい人もいれば悪い人もいて,付き合う相手は選ばなければなりません。

関係ができた相手でも「悪意があり,付き合っていると不利益や迷惑しか生じない」相手であることがわかれば,関係を絶たなければなりません。

関係ができた相手と離れるのは相当なエネルギーを必要とします。
できれば今回紹介したチェックポイントを参考に,関係ができる前に相手がどんな人かを見抜いてもらえればと思います。

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