人の価値観は笑いのツボによく表れます。
どの場面でどのような笑い方をするのかを観察すると,どんな人かが見えてきますし,あなたとの相性が合うかどうかもわかります。
人はどういうときに笑うのか
いくつかの例を挙げてみましょう。
2.楽しいと感じたとき
3.相手への好意をしめすとき
4.ジョークとしての皮肉や比喩を理解したとき
5.予想外に物事が展開したとき
6.人がドジな行動をしたとき
7.緊張感のある雰囲気が緩んだ時
8.くすぐったいとき
8種類の笑いから読み取れる固有の価値観
1.愛おしいものを見て喜んだときの笑いから・・
⇒興味や関心,愛着を抱くものが判明します。
2.楽しいと感じたときの笑いから・・
⇒何をするのが好きなのかが判明します。
3.相手への好意をしめすときの笑いから・・
⇒どんなタイプの人を気に入るのかが判明します。
4.ジョークとしての皮肉や比喩を理解したときの笑いから・・
⇒理解力や知識の幅を知ることができます。
何をどのように皮肉ったり例えたりしているのかを理解しないと笑うことができません。
皮肉や比喩には簡単なものから高度なものまでいろいろなレベルのものが存在します。
漫才や洋画の会話に出てくるブラックジョーク,演劇・喜劇などさまざまな場面に皮肉や比喩は用いられます。もちろん我々の日常会話にも用いられます。
5.予想外に物事が展開したときの笑いから・・
⇒アクシデントやトラブルの際にどういう反応を示すのかを垣間見ることができます。
6.人がドジな行動をしたときの笑いから・・
⇒人柄,思いやりについて知ることができます。
①ほほえましく,または明るく笑う⇒人の失敗を優しく受け止めるタイプ
②バカにしたように笑う⇒人を見下しているタイプ。攻撃的な性格。
*仲の良い友達に対し,バカにしたように笑う場合は親密度を示しています。
③冷たく鼻で笑う⇒思いやりがなく,冷たいタイプ。
7.緊張感のある雰囲気が緩んだときの笑いから・・
⇒笑いの大きさを見ることにより緊張のしやすさの度合いが判明します。
8.くすぐったいときのわらいから・・
⇒くすぐりへの耐性の度合いが判明します。
まとめ
以上,人が笑う場面からその人の「人となり」の多くを知ることができるということについて説明してきました。みなさんも今までの人間関係の中で,なんとなくこの人とは笑いのツボが合わずに話しにくいな,とか付き合いにくいなと感じたことはあるのではないでしょうか。
しかし,たとえ最初にそう感じたとしても,必ずしもこの先ずっと関係性を深めていけないわけではありません。価値観の違いを伝え合い理解し合うことにより異文化で育った者同士ですら交流を図ることができるのですから。
とはいえ,ファーストインプレッションは重要ですね。
ぜひ笑いのツボに焦点を当て,人間観察をしてみてください。
一生付き合える友人やパートナーが見つかるはずです!