あなたはどのような異性に惹かれるでしょうか。
私はちょっとボーイッシュな雰囲気のある女性に惹かれます。
性格についても「一般的な女性らしさ」が強すぎない人と相性が良いようです。
誰しもが好みのタイプをもっています。
好みのタイプがどうして存在するのか,その仕組みについて仮説を立ててみます。
あなたの経験を踏まえて読んでもらえればと思います。
恋愛に関する好みのタイプはなぜ人それぞれなのか
仮説① 相性は脳の男性度,女性度の強さで決まる
男性度の弱いタイプと女性度の弱いタイプの相性が良い
男性度,女性度の強さというのはどういうことなのでしょう。
「男らしさ」についてははっきり定義されていませんが一般的に共通した認識をもっていますよね。
男性度の強さは,胎児のときに,男性ホルモンであるアンドロゲンシャワーを脳にどのくらい浴びるかである程度決まります。
他に遺伝子も関係しているかもしれません。
一方,「女性らしさ」についても共通した認識がありますよね。
女性度の強さは何で決まるのか・・・調べたのですがわかりません。
女性度の強さは一体何が原因で決まるのでしょうか。
その仕組みはまだ一部しか明らかになっていないようです。
仕組みがわかっていない現象って世の中にたくさんありますよね。
例えば,薬。
効果ははっきりしているが,なぜその効果を発揮するのか作用機序がわからない薬が多数あります。
女性度の強さについても,仕組みはわかりませんが,強さの幅があるのははっきりしています。
女性度の強さは小さい頃の「遊び方」や「服装・色の好み」に表れています。
ボール投げや相撲などをしようとする女児は女性度が最も弱いタイプです。
女性度が強い女児は,おままごとやお人形さんごっこを好む傾向がみられます。
男性の中で,最も男性度が弱い男は,かなり女性寄りということです。
わかりやすくするため言い方を変えてみます。
この男性は,かなり女性の部分を持っていると言えます。
この男性の中にある女性部分は,男性的な部分を欲します。
よって,この男性は「男性の部分を持った女性」に惹かれることになります。
逆に,男性の中で,最も男性度が強い男は,相手に女性の部分のみを欲します。
よって,この男性は「女性度の最も強い女性」に惹かれることになります。
男性を女性に置き換えても同じようになります。
これは占いではなく,イギリスの大学教授ジョン・マニングが研究し発表した説です。
「人差し指と薬指の長さの比較で,胎児の時に浴びたテストステロンの量が推定できる」というものです。興味がある方は調べてみてください。
仮説② 自分の顔を基準に異性の好みの外見が決まる
私は人のことを観察するのがとても好きです。
人の顔を1度でもじっくりと見ると,ほとんど忘れないという特技をもっています。
顔の特徴を認識するのが得意なようです。
そんな私が多くの夫婦やカップルを見て,お互いの顔の特徴により以下のように分類できるということに気づきました。
②顔のある部分だけ似ていない者同士←25%くらい?
③全く似ていない者同士←10%くらい?
④その他
どうでしょう。
私と同じように感じていた人もいるかもしれません。
顔が似ている者同士について
世の中のカップルを見ると,顔が似ている者同士が非常に多いことに気づきます。
長年一緒に住んでいれば表情が似てきますが,それとは別に顔のパーツの形が似ているのです。
顔が似ているということは,お互いに本人たちの両親にも似ているということです。
そのため安心や親近感を感じやすいのではないでしょうか。
またこうしたカップルたちは自分の容姿に不満がないタイプかもしれません。
ある部分だけ似ていない者同士
顔が似ている者同士に次いで多い組み合わせです。
目だけ鼻だけなど,ある部分だけ似ていない者同士です。
このパターンも基本的には似ている部分が多いため,先ほど同様安心や親近感を感じやすい者同士と考えられます。
おそらく自分の容姿の中で不満に思っている部分については,自分と似ていないものを持つ相手を選ぶのではないでしょうか。
全く似ていない者同士
相手の容姿にこだわりがないタイプかもしれません。
もしくは,自分の容姿全体に不満を抱いている可能性もあります。
美女と野獣ではないですが,一般的に美しいとされる女性と,あまりイケメンな部類ではない男性の組み合わせがけっこうあり,それはこのタイプに分類されます。(男性女性が逆転するパターンももちろんあります。)
仮説③ 兄弟構成が異性の好みに大きな影響を与える
兄弟構成は対人関係構築の仕方に大きな影響を与えます。
長男,長女,真ん中,末っ子,一人っ子,といろいろありますが,家族の中で,それぞれ役割や親からの育てられ方が異なります。
先天的な気質以外に,後天的な成育環境も人格形成に大きな影響を与えます。
成育環境の代表的なものが家族の中における兄弟構成です。
恋愛や結婚において,兄弟構成による組み合わせは次の形が多いようです。
・真ん中同士
・一人っ子同士
・長子と末っ子
私と妻は真ん中同士です。
私は,ある兄弟構成に当てはまる異性に対して,なぜかうまくコミュニケーションをすることができなかった経験があります。
あなたにはそういうことはありませんか?
いつも付き合う相手は,男兄弟の長男ばっかりといったようなことが。
まとめ
好みのタイプがなぜ人それぞれにあるのかについて3つの仮説を立ててみました。
仮説なので正しいかどうかはわかりません。
恋愛に興味のある私は,なぜ好みのタイプが人それぞれなのかについて疑問に思っていました。
動物でもそうですよね。
繁殖を試みてパンダのオスとメスを同居させても,お互いに全く興味を示さずに失敗するケースが結構ありました。
失敗の原因は好みのタイプが合わなかったからです。
あなたはこの異性同士が惹かれ合う原因について疑問に思いませんか?
もし,私の仮説以外に面白そうな仮説を持っている方がいれば教えてもらいたいものです。
いつの日か科学がこの謎を完全に解明する日が来るかもしれません。
血液検査をすると,お互いの相性が数値で判明するなんていう日が。
パンダ同士では美しいとか,ブサイクとかあるんですかね。
私からすると,顔も体も大して区別がつかないただの白黒ですが・・・